ソバの取り入れ作業風景
「取入れ用具」は、南アルプスの峰に白く雪がかかる頃収穫が行われる、取り入れには手間と時間がかかり、へたをすると旧暦の正月を迎えてしまう人もいた。
ホツミ、
カマなど用いて作業がされた。
「こなし用具」は、ウドバ(こなし)と呼ばれる所に藤の繊維で編んだ
タホノレンを掛け、地に
ムシロや
ネコザを敷いて実が外に飛び散らないようにして、こなす作業である。まずアワをこなすときは、
アワタタキ台を置き、その上にアワを載せ
アワタタキでこなしていく。ソバの場合は、木の股を利用して作られた
コジウチと呼ばれている用具で、穂先を叩き実を落としていく。実落としが終わると
フルイにかけ荒ゴミをとる。次に
ウチワを使い細かいゴミを取り除き、
カマスや
アサブクロに詰め、家に持ち運び
センゴク、
センプウキを用いてこなし作業を行った。
「こしらえ用具」は、こなし終えた穀物を精白しなければならない。アワは
臼で突き皮をむき、アワ用の
アラフルイを用いて製品にして、
コクバコや
コクオケに保存する。
ウドバ(こなし)作業。ウドバにタホノレンをかけ、ムシロを敷く。
こなし作業風景。コジウチでソバをこなしている。
こなし作業風景。ウチワで扇いで細かいゴミを除いている。
こなし作業風景。ミにソバやアワを入れ、ミを上下させて、さらにゴミを取り除く。